原告側の「救済措置を検討」 黒い雨訴訟、上告断念[2021/07/26 18:40]

 「黒い雨」訴訟を巡り、「上告しない」方針を表明しました。

 菅総理大臣:「(原告の)多くの方が高齢者の方でして、速やかに救済させて頂くべきだという考え方に至ったことも事実です」

 菅総理が上告断念を表明したのは原爆が投下された後に降った、いわゆる「黒い雨」を巡る裁判です。

 菅総理は広島県の湯崎知事らと面会し、原告側に被爆者手帳を交付することや同様の被害を受けた人に救済を検討する方針も伝えました。

 湯崎知事は「長年にわたる苦しい思い、痛みを理解して頂いた判断で感謝申し上げたい」と応じました。

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