「早く国会で議論を」野党は総選挙の出方を警戒[2021/08/19 12:09]

 国会では新型コロナの感染爆発を巡り、野党が政府の責任を追及しています。

 (政治部・今野忍記者報告)
 野党は「病床を増やすには、今の法律では限界がある」として、早く臨時国会を開くよう求めています。

 立憲民主党・杉尾参院議員:「病床、少しずつしか増えていません。なんで国会開かないんですか。やりましょうよ法改正議論、どうですか」

 西村経済再生担当大臣:「(開会は)内閣として判断するものでありますので、一方で私権の制約をともなうことになりますので、すぐに開いて1週間2週間で何か議論できる、そうした成案を得られるというものではありません」

 政府・与党が国会を開くことに慎重なため、野党は追及する場を失っています。

 さらに、自民党が総裁選を実施して「新しい顔」を選べば、菅総理大臣の責任を追及できなくなることに焦りが出てきています。

 そのため、野党は総裁選後に選挙をするべきという自民党内の声に対して「党利党略だ」と批判し、菅総理に任期満了となる10月21日までに選挙をやる責任があると強く迫っています。

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