二階幹事長らを交代へ 菅総理、内閣改造も検討[2021/08/31 12:04]

 自民党総裁選を前に菅総理大臣は、二階幹事長らなど党役員人事だけではなく、内閣改造にも踏み切り、人事を刷新する方針です。

 (政治部・相沢祐樹記者報告)
 菅総理は周辺に「ここからようやく自分の政治を考える」と話しています。

 総裁選に向けた動きが活発化するなか、「菅総理では衆議院選挙を戦えない」との声は高まるばかりで、この数日、「局面を打開するには人事しかない」と複数の議員が進言していました。

 今回、二階氏を変えることで、岸田前政調会長が打ち出した役員の任期に制限を付けるべきとの主張の機先を制することになり「岸田潰しだ」との見方も出ています。

 菅総理周辺は、幹事長だけにとどまらず、他の役員人事や内閣改造も行い、衆議院選挙の勝利につなげていきたい考えです。

 ただ、若手議員からは「幹事長を引きずり降ろしたところで大敗する」と冷ややかな声も出ています。

 一方、野党側は早く国会を開くべきだと批判しています。

 立憲民主党・枝野代表:「召集をしないというのは、明白な憲法違反を公言をしていると」

 衆議院選挙については、10月17日投開票の任期満了選挙が検討されています。

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