自民党総裁の椅子「国民と同じ目線で」小渕恵三[2021/09/08 19:30]

9月29日に行われる自民党の総裁選挙。各候補が「総裁の椅子」を目指します。
歴代の新総裁はこの椅子に座った時、何を語ったのか。シリーズで公開します。

=========

第18代・小渕恵三総裁

1998年、前年の消費税率引き上げや相次ぐ金融機関の経営破綻を受けて景気は後退、自民党は5年ぶりに単独政権に復帰したものの7月の参院議員選挙で惨敗します。
橋本総理の辞任を受けて行われた総裁選には、小渕恵三外務大臣、梶山静六元官房長官、小泉純一郎厚生大臣が出馬しました。
田中眞紀子氏が「凡人、軍人、変人の戦い」と評した総裁選です。24日の両院議員総会で当選したのは、1回目の投票で過半数を獲得したのは小渕氏でした。


記者)総裁今のご気分はいかがですか?
小渕)比較的静かでございます

記者)これから日本運営とかですね。難しいとは思うんですけど。
決意表明というかどんな気持ちでやっていかれるんですか?
小渕)自民党としてはですね、やはり国民に対する責務を果たすために、ともに歩むという姿勢をもっていかなければならない。
先般の参議院選挙の敗北を大きな戒めとしてですね、国民の考えている線、すなわち同じ目線で政治をしていっていかねばならないと考えています。
大変厳しい時に総裁を拝命をいたしました。
誠にそういう意味では、大きなピンチに立たされた思いがいたしておりますけれども、さりながら平常心をもって長い伝統と歴史を持つ自民党のよき伝統を活かしつつ、新しい政策も織り込みながら、ぜひ国民に期待される政治を執るための先頭に立ちたいと。
そのために私の持っている総合力といいますか、みなさんの声に耳を傾け、力を結集して、そして大きな自民党の力を十二分に発揮できるように頑張っていきたいと考えております。

※この映像にはナレーションはありません。ご了承ください。

こちらも読まれています