自民党総裁選に向け…各派閥が定例会合で対応を協議[2021/09/09 16:15]

 自民党では木曜日定例の派閥の会合がそれぞれ開かれ、総裁選の対応を巡って協議されました。

 下村政調会長:「私自身が今、政調会長としての職務を最後まで全うをするということが党に対しても、また国民の皆さんに対しても誠実に対応することだということ」

 細田派の下村政調会長は派閥の会合で総裁選へ出馬しない考えを伝えました。

 これにより、党内最大派閥が候補者を擁立しないことになります。

 会合では岸田前政調会長を支援する声が上がりました。

 ただ、細田派に影響力を持つ安倍前総理大臣が高市前総務大臣を支援することから、高市前総務大臣を支持する議員も複数いるため、自主投票になる可能性が高まっています。

 二階派の会合では幹部から「まとまっていくのが望ましい」との考え方が示されましたが、それぞれの選挙区事情もあることから、一元化しない方向で今後も情勢を見極めていく見通しです。

 竹下派は役員会を開きました。

 出馬を模索していた茂木代行は「派内をまとめるのに徹する」として、自身は出馬しない考えを示しました。

 また、茂木代行は派閥内にある「まとまっていきたい」との意見を踏まえて対応するとした一方で、「個々の考え方は尊重したい」と話しました。

 今後も情勢を見極めて判断していくことになりました。

 石原派の石原会長は会合終了後、「政策集団なので政策が出そろってから判断する」と述べました。

 どの候補者に投票するかはそれぞれの意思で決めることとなる見通しです。

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