中国の潜水艦か 奄美・接続水域を潜航 防衛省[2021/09/12 08:03]
防衛省は10日午前に鹿児島・奄美大島の東の日本の接続水域で中国海軍のものとみられる潜水艦が潜って航行していたと発表しました。
防衛省によりますと、この潜水艦が10日午前に鹿児島・奄美大島の東の日本の接続水域の外側を進んでいるのを確認、近くには中国海軍のミサイル駆逐艦1隻も確認されました。
その後、潜水艦は潜ったまま日本の接続水域に入りました。
そして12日の午前には接続水域の外を進んでいることが確認されました。
こうした状況を受けて岸防衛大臣は「緊張感を持って情報収集・警戒監視に万全を期す」よう指示しました。
防衛省による潜水艦に関する公表は、領海侵入を含めてこれまで10件あり、そのうち5件が中国によるものとみられています。
国際法では、潜水艦が他国の領海内を通る場合は浮上して国旗を掲げることになっています。
接続水域では潜航が認められていますが、接続水域にまで入ってくるのは異例のことです。