自民党総裁の椅子「月並みな質問で…」麻生太郎[2021/09/13 20:00]

9月29日に行われる自民党の総裁選挙。各候補が「総裁の椅子」を目指します。
歴代の新総裁はこの椅子に座った時、何を語ったのか。シリーズで公開します。

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第23代・麻生太郎総裁


2008年9月1日夜、第22第総裁の福田康夫総理が緊急記者会見を開いて辞意を表明したことに伴い、総裁選がスタート。
立候補したのは5人。麻生太郎幹事長(当時)、与謝野馨経済財政政策担当大臣(同)、それに衆院議員の小池百合子、石原伸晃、石破茂の各氏です。
9月22日、自民党本部での両議院総会で行われた投開票の結果、麻生さんが圧倒的な得票数で当選しました。
そして午後5時すぎ、総裁室での撮影会やりとりです。


記者)歴代総裁が座った座り心地、いかがですか?
麻生)うーん、あんまり月並みな質問で珍しいな、NHKにしちゃ。
そうですね、特に、この椅子っていうのは、写真に飾っている方々、みなここに座られたと思いますけれども。ええ、この時代なんて大変な時代ですよね。そういった、時代時代をみんな超えてこられたんだと思いますけれども。
みんな悩まれた時代を生き抜いてきておられるんで、やっぱり、われわれの前にいるのもそんなに楽な時代じゃありませんから、そういう意味では重たいものがわれわれの前に待っていると思ってはいますけれども。
でも、あまり、暗く、下を向いてもしょうがありませんからね、前を向いて、顔を上げて頑張らなきゃいかんと思っていますけど。

記者)一方で、7年越しの座り心地はいかがですか
麻生)そうですねー。4回目ですかねー。総裁選挙ね。2001年ですか。
2001年の時は、正直なんとなく、しゃにむに出にゃいかんということになったんで、あの時はそんなに、とは思いましたけど、それ以後は結構、おととしの選挙、去年の選挙ぐらいは結構真剣にそれなりにやったつもりでしたから。
その意味では、何回も勝負して勝っていう方は、なんとなくフロックで勝ったよりは、自分なりに実感があんのかしらね。

記者)という意味での座り心地はいかがですか。
麻生)そういう意味での座り心地?うーん、座るのはあまり、座っても仕事になりませんからね。はい、大体そんなもんでしょう。

※この映像にはナレーションはありません。ご了承ください。

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