「総裁選よりコロナ対策を」野党が政府の対応を追及[2021/09/15 11:55]

 国会では、衆議院の厚生労働委員会が開かれ、野党側は「自民党の総裁選よりもコロナ対策をしっかり行うべきだ」として医療提供体制などについて政府の対応をただしています。

 立憲民主党・長妻衆院議員:「今、自民党総裁選真っ盛りで、これコロナ対策が手薄になってはいませんか。本当に大丈夫ですか」

 田村厚生労働大臣:「ワクチン行政も含めてですね、しっかりとコロナ対策というものを進めております。決してその総裁選ですか、それに合わせて手を抜いているなんてことは絶対あり得ない話でございます」

 野党側は新型コロナに感染して自宅で亡くなる人が増えていることについて、「準備が後手後手で医療行政の大失態だ」と批判しました。

 また、ワクチン接種が進んだ後の行動制限の緩和について、緊急事態宣言下での議論は慎重にすべきだと指摘しました。

 これに対して、政府分科会の尾身会長は、「行動制限を急に緩めると、必ずリバウンドする」と強調したうえで、「緊急事態宣言を解除し、感染が落ち着いた時に徐々にやるべきだ」という考えを示しました。

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