自民総裁選 各候補の動き活発化 野田氏の出馬は?[2021/09/16 12:00]
自民党の総裁選は、告示日を17日に控え、各候補者が支持拡大に向けた活動を活発化させています。
(政治部・相沢祐樹記者報告)
16日午前、河野行革担当大臣は世論調査で支持の高い小泉環境大臣らと会合を開きました。
自民党・小泉環境大臣:「戦場に臨む大将に一服」
自民党・河野行革担当大臣:「おいしい」
自民党・小泉環境大臣:「きょうも頑張って下さい」
午後には、小泉氏と石破氏がタッグを組み「必勝会」を開きます。河野氏周辺は「ハレーションは起こるだろうけど、仕方ない」と述べていて、まずは党員票の拡大を狙う方針です。
岸田前政調会長は、経団連を訪れ、自らの新しい資本主義の政策を訴えました。
自民党・岸田前政調会長:「全面的に賛同するという力強いお言葉を頂きました。勝利を確信しております。勝利に向けて最後の最後まで戦い抜きたい」
高市前総務大臣は、17日の告示に伴う、演説や記者会見に向けて準備を重ねています。16日午後からも取材に応じるなどして、保守を意識した政策を訴えて支持を広げたい考えです。
一方で野田幹事長代行ですが、周辺は「推薦人がまだ固まっていない」と話していて、最終調整が続いています。
一方、野党側は、「総裁選よりコロナ対策だ」と批判を強めています。新しい総理大臣のもとで、予算委員会を開くよう与党側に求める方針です。
ただ、衆議院選挙の前に本格論戦が行われるかどうかは、新総裁が決まるまで見通せない状況です。