自民総裁選に4人立候補 派閥は“決選投票”も視野[2021/09/17 11:48]
自民党の総裁選挙が17日に告示され、4人の候補者による戦いの構図が確定しました。29日の投開票に向け本格的な論戦がスタートします。
(政治部・車田慶介記者報告)
候補者の届け出が終わり、河野氏、岸田氏、高市氏、野田氏がそれぞれ出陣式を行いました。
自民党・河野行革担当大臣:「国民とともに笑い、国民とともに泣き、国民の思いや不安を受け止めて、皆さんから共感して頂ける政治を作っていく」
自民党・岸田前政調会長:「政策論争を通じて国民の信頼を回復する、そして自民党を改革する。こうした思いをしっかりと訴えていきたいと」
自民党・高市前総務大臣:「精一杯、私の政策を訴え、そして多くの国会議員の皆様、党員党友の皆様に対してしっかりと伝わっていくように努力を続けて参ります」
自民党・野田幹事長代行:「寛容で誰もがこの国に生まれて良かった、生きる価値があるんだと言っていけるような、コロナ禍だからこそしっかりとお伝えできればと」
私たちの取材では、現時点での議員票は、河野氏と岸田氏が拮抗(きっこう)しています。
ただ、態度を決めていない人も多く、情勢は流動的です。
最初の投票で過半数を取る候補が出ず、上位2名による決選投票となる可能性が高く、早くも派閥がその決選投票に照準を合わせて動いています。