次の総理大臣… 4候補の「年金論争」は[2021/09/23 18:33]

 総裁選の各候補者の政策、23日は年金政策です。

 年金問題については河野太郎氏(58)が、基礎年金を消費税でと持論を展開して総裁選の争点となっています。

 そもそもの年金制度を見ていくと、基礎年金と会社員などが加入する厚生年金の2階建てとなっています。

 基礎年金の部分に関しては財源は私たちが毎月払う保険料と税金で賄われているわけですが、河野氏はこの基礎年金の財源をすべて消費税とする最低保障年金というのを主張しています。

 となると、賄うために消費税増税というのが予想されるわけですが、これに関して岸田文雄氏(64)は消費税増税の経済への影響も考えなければいけない、厚生年金の対象を広げることが大事ではないかと言っています。

 そして高市早苗氏(60)は、保険料を払い続けた人がまた消費税を負担することになるのではないか、そして厚生年金に加入する人を増やすのも一つの案、ここに関しては岸田氏と同じ考えです。

 一方で野田聖子氏(61)は、消費税の使い道は色々あっていい、基礎年金だけにコミットするのはとても危険だと感じる、賦課方式で欠かせないのは支える人、少子化対策を、といったことを訴えています。

 すべての人に影響する社会保障の問題をどう解いていくかというところも一つの大事な争点ということになります。

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