自民総裁選4候補ラストスパート 野党は厳しい注文[2021/09/25 18:04]

 自民党総裁選まであと4日です。4人の候補者たちは地方の支援者らに政策をアピールするなど、来週水曜日の投開票に向けてラストスパートをかけています。

 自民党麻生派・河野行革担当大臣(58):「皆さん、こんにちは。河野太郎でございます。稼げる農業にしていくために、しっかりと後押しして参りたい」

 河野大臣、25日は山形県のコメ農家とのリモート対談です。農家からはコメの価格が下がっていることへの懸念の声が上がりました。

 自民党麻生派・河野行革担当大臣:「お茶わん1杯のお米を食べる時にその値段がお菓子屋さんで買ってくるショートケーキより安いと気付いている消費者が果たしてどれくらいいるだろうか。全自動の農作業のための機械をいかに規制緩和するか、寝ている間に仕事が全自動の機械である程度進めば効率化にもなっていく」

 都内の学習支援センターに足を運んだのは岸田前政調会長(64)です。

 自民党岸田派・岸田前政調会長:「根本は貧困とか経済的な問題が基本にあって、色々な事情があって、皆さんの活動に助けてもらっている。そういうことなんでしょうね」

 不登校やいじめなど様々な理由で学習支援センターを利用する子どもたち。その現場を見た岸田前政調会長は…。

 自民党岸田派・岸田前政調会長:「800人以上の子どもさんたちがこうした学習指導等を受けている。この今の日本の社会のありよう、子どもさんの貧困をはじめとする様々な課題。こうしたものも背景として感じさせて頂いた」

 高市前総務大臣(60)は兵庫県の県議会議員らとリモートで会談。

 自民党無派閥・高市前総務大臣:「私は目下2回目のワクチン接種の後遺症(副反応)が結構きつくて、なんで総裁選始まる時に2回目打っちゃったんだろうと思う」

 拉致問題については、金総書記との直接会談に意欲をみせていますが…。

 自民党無派閥・高市前総務大臣:「(Q.拉致問題について)本当に難しい厳しい問題ではありますけども、トップ会談が一番重要なことだと私は思っております。もしも日本国の総理になりましたら、あらゆるルートを使ってトップ会談を行いたい」

 兵庫県議:「高市先生、日本の初代女性総理として頑張って下さい。応援しています」

 自民党無派閥・高市前総務大臣:「ありがとうございます」

 野田幹事長代行(61)は推薦人の代表を務める三原じゅん子厚労副大臣らとネットで対談…。

 自民党無派閥・野田幹事長代行:「私は“パソ通(パソコン通信)の女王”なんです。まだインターネットがなかったころ…。歳がばれますけれども、ずーっと毎晩“パソ通”でチャットしてた女なんですよ」

 力を入れる子ども政策などについて対談しましたがこんな裏話も…。

 自民党無派閥・野田幹事長代行:「ところで自民党はどうなの?男性育休って?取得率…政治家の悪いところはね、国民には言うけど、自分はやっていないというところが結構あって、『デジタル化』だ『デジタル庁』だとすべて『はんこレス』でやるって言っていたけど、推薦人の推薦書って『はんこ』がいるのよね」

 一方、立憲民主党の枝野代表は…。

 立憲民主党・枝野幸男代表:「国会も開かず、コロナ対策、喫緊の課題があるにもかかわらず議論から逃げてきたし、記者会見含め説明しない政治を、特にこの2年近く強く見せつけられてきました。政権ができたら国会での議論を逃げずにやって頂きたいということに尽きる」

 自民党総裁選は来週水曜日の29日に投開票です。

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