投資家バーの話題も総裁選「誰になるか」で株価変動[2021/09/26 23:30]

投開票が3日後に迫った自民党総裁選、その動向に国内外の投資家が熱い視線を送っています。

▽“投資家バー”の話題「次は誰がなるのか」
東京・銀座にあるバー。夜な夜な“ある人”たちが集まることで知られています。
お客さん「商船関係がけっこう上がっている」
店長「コンテナ運賃が世界的に高騰してていて…」

投資家が集まり情報交換を行う『投資家バー』ストックピッカーズ(※現在は時短&ノンアルコール提供)
塩漬けにされた桜がアクセントになっているこちらのドリンク…
店長「アベノミクスでございます」
投資にちなんだネーミングです。

女性投資家(50代)「菅さんが退陣するって言ったとき、株がすごく上がったじゃない?」
男性投資家(50代)「次誰がなるかというと…」
投資家の間でも、自民党総裁選が注目されているといいます。
男性投資家(20代)「特定の候補者が具体的なことを言った瞬間に(株式市場か)反応するので、その情報をキャッチアップできるように(動向を)追っています」
今月3日、菅総理が総裁選への不出馬を表明すると、日経平均株価は1週間で、1000円以上の上昇。
短期間で相場を押し上げたのは、海外の投資家です。
ただ、専門家はこの株高に対し…
(BNPパリバ証券 河野龍太郎 チーフエコノミスト)
「コロナでうまくいかなければ支持率が低迷して短命政権が繰り返すリスクも外国人投資家は念頭に置いているようだ。安定的な政権が樹立できないということは株価にとって良くないと外国人投資家は考えている」

▽総裁選“あと3日” 立憲枝野代表は“政権交代”訴え
4日間にわたって行われた自民党総裁選のオンライン討論会。最終日の26日、各候補者が最後の訴えです。

(河野太郎行革担当大臣)
「少子化、人口減少の問題、日本の国の持続可能性を考えた時にやはり地球温暖化対応と併せて人口減少への対応が非常に重要になってくる」

(岸田文雄前政調会長)
「私はこうした国民の皆さんの声をしっかり受け止めて国民のみなさんに寄り添って堂々と『政治は国民のもの』であるということを言い切れる自民党を作っていかなければならない」

(高市早苗前総務大臣)
「地域ぐるみの防犯教育、防災教育、それからまた情報セキュリティー教育、食育、投資教育、地域社会の皆様、学校、警察の皆様などのご協力を得てやっていければ」

(野田聖子幹事長代行)
「一点集中、人口減少を克服する。人口減少を止めるということが自民党のこれからのみなさんへのお約束。すべての年金、安全保障、様々な問題の先をたどっていくとすべて人手、人がいない、人口減少に導かれていく」

一方、野党・立憲民主党の枝野代表は、政権交代を訴えました。
(立憲民主党 枝野幸男代表)
「経済をよくするためにはこうやって分厚い中間層を取り戻して明日の不安を小さくすることが大事だ。日本だけ取り残されている。その取り残された枠の中で表紙を変えて本当に良くなりますか?ぜひ、みなさん変えよう。変えましょうよ。そのための準備はできています」

投開票は3日後、29日です。


9月26日『サンデーステーション』より

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