幹事長に甘利氏ら浮上 岸田新総裁が党人事に着手[2021/09/30 12:21]

 自民党の岸田新総裁は、選出から一夜明け骨格となる人事に着手していて、来月1日にも党役員人事を決め、新しい執行部を発足させる方針です。

 (政治部・原慎太郎記者報告)
 岸田氏は今月30日朝も側近議員と会談するなど調整を加速しています。

 自民党・岸田新総裁:「実際、活動を始めますとやることがいっぱいあるなと」「(Q.党役員人事、一日かかるということでしたが?)きょうは打ち合わせ、色々と検討致します」「(Q.構想はだいたい固まりましたか?)今よく考えております」「(Q.甘利幹事長でよろしいですか)」

 幹事長ポストには麻生派の甘利税調会長や細田派で安倍前総理側近の萩生田文科大臣の起用が取り沙汰されています。

 甘利氏は岸田陣営の選対顧問を務め安倍、麻生、岸田のいわばパイプ役でした。

 また、萩生田氏は岸田氏から手腕を評価され信頼が厚いとされています。

 一方、総裁選で争った3候補のなかでも高市氏は決選投票で協力を得たことから要職での起用が取り沙汰されています。

 安倍・麻生の傀儡(かいらい)とのイメージを避けたい岸田氏が中堅、若手の登用など独自のカラーをどこまで打ち出せるかが注目されます。

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