自衛隊 英軍との連携強化 “準同盟国”に向け交渉[2021/10/07 21:15]

 日本政府は7日、自衛隊とイギリス軍との連携強化に向けた協定を結ぶため、イギリス側との交渉をスタートさせました。

 この「円滑化協定」を結ぶことにより、自衛隊とイギリス軍が共同訓練や災害救助で相手国を訪れる際の手続きを簡略化することや事件や事故を起こした隊員の処罰などについてルール化することを目指しています。

 「準同盟国」に向けた取り組みともいえ、海洋進出を進める中国を牽制(けんせい)する狙いがあります。

 茂木外務大臣は「イギリスとの安全保障・防衛の協力を強化することに資する」として、早期の交渉妥結に向けた意欲を示しています。

 イギリスは最新鋭の空母「クイーン・エリザべス」を先月、日本に初めて寄港させるなど、インド太平洋地域での影響力を拡大しています。

 交渉を開始したのはオーストラリアに次いで2カ国目です。

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