岸田総理、初の論戦へ 11日から各党の代表質問[2021/10/11 11:50]

 国会では11日から各党の代表質問が行われます。1人目は立憲民主党の枝野代表で、岸田総理大臣との初めての論戦となります。

 (政治部・今野忍記者報告)
 衆議院の解散を3日後に控え、立憲民主党は「自民党は変わらない」と批判し、具体策で政権担当能力を訴えます。

 まずは新型コロナ対策として、貧困世帯への現金給付や時限的な消費減税など具体策を打ち出します。

 甘利幹事長の「政治とカネ」を巡る問題についても説明責任を追及する構えです。

 ただ、経済政策については、これまで野党側は分配を重視して訴えてきましたが、岸田総理もその「分配」に比重を移してきたことで、差別化に苦慮しています。

 一方、自民党は甘利幹事長が質問に立ち、コロナ対策の出口戦略や、岸田総理が目指す「新しい資本主義」の具体的な内容について説明を求め、「新しく生まれ変わった自民党」をアピールします。

 与野党ともに、3日間という短期決戦のなかで、どこまで国民に声を届けられるかが問われています。

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