河村元官房長官が立候補を取りやめ 引退の意向[2021/10/14 10:18]

 公認争いが続いていた衆議院山口3区を巡り、自民党の河村元官房長官が立候補を取りやめ、引退する意向を固めました。

 衆議院山口3区の公認を巡っては、現職の河村元官房長官と参議院から鞍替えし出馬を表明している林元文科大臣が公認を争っていました。

 2人は13日、甘利幹事長、遠藤選対委員長とそれぞれ会談し、地元の事情を説明するなどしました。

 関係者によりますと、会談の中で甘利幹事長が河村氏に対し、次期衆院選での出馬見送りを提案したうえで、河村氏の秘書で長男の建一氏を比例代表で擁立することを打診したと言う事です。

 これを受けて河村氏は、「保守分裂は本望ではない」などとして、立候補を見送り、引退する意向を固めました。

 山口3区では、立憲民主党の坂本史子氏も立候補を表明しています。

 坂本氏は最低賃金を底上げし、国により中小企業の賃上げ分の補填を行うことなどを訴えています。

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