自民・甘利幹事長「国民の不満受け止めきれず」[2021/10/31 22:00]

31日に投開票日を向かえた衆院選について、自民党の甘利幹事長に聞きます。

(Q.激しい接戦となっていますが、現状、どう認識していますか)
非常に厳しく受け止めています。まず、1対1の戦いになったことが大きな影響の一つです。前回は、1対2でダブルスコア以上の差をつけたのですが。それと、コロナ禍での鬱積する不満や不安をしっかりと政府・与党が受け止め切れていなかったという点の反省があります。一生懸命やったつもりですが。私のところは、落選運動を展開されまして、それがかなりきいています。

(Q.もし、小選挙区で敗北となったら、幹事長職をどうしますか)
総裁に預けます。結果がはっきりした時点で、相談させていただきたいと思います。

(Q.議席数を減らしそうですが、その要因についてどのように考えているのでしょうか)
国民の鬱積する不満や不安、社会から確立されているのではないかという孤独感に寄り添っていくという時間がなかったということがあるかと思います。我々がどういう処方箋で、未来へ国民を導いていくのかという説明をしましたが、力不足で届ききれなかったと思っています。

(Q.駆け足の選挙になったのは岸田氏の判断であり、それを支えるのは甘利氏なので、時間がなかったというのは言い訳にならないのではないでしょうか)
いくら延ばしても、1週間かそこらの話です。コロナと闘いながらです。結果的に、日本は一番うまくいきましたが、その成果が伝わっていません。

(Q.選挙戦が終わって、真っ先に何に取り組みますか)
コロナの不安を解消するという処方箋を示す。ウィズコロナ、コロナを抑えながら経済を伸ばしていく。その先に日本の向う新しい資本主義、成長と分配がどうやって好循環になっていくのかということを示すことです。

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