新しい幹事長に茂木氏内定 自民の狙いは?記者解説[2021/11/01 18:27]
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衆議院選挙で大物議員の相次ぐ落選に、自民党内の反応はどうでしょうか。国会記者会館から報告です。
(政治部・野中里紗記者報告)
自民党は261議席と当初、予想されていたよりもかなり多くの議席を獲得しました。
党幹部も「こんなにいくと思わなかった」と話すなど、自民党としては十分な結果だったと言えます。
ただそんななか、与野党問わず自民党の石原元幹事長や立憲民主党の辻元副代表らベテラン議員が落選しました。
自民党内からは「ベテランは油断していたのもあるだろうが、世代交代の波が来ている」という声も上がっています。
(Q.新しい幹事長に茂木外務大臣の起用が固まりました。岸田総理の狙いは?)
派閥の力を重視したものと思われます。茂木氏は外務大臣や経産大臣などの要職を歴任し、自身が所属する竹下派では会長不在のなか、会長代行を務めるなど実質的に派閥を率いています。
岸田総理は甘利氏の交代に伴って政権運営が不安定になるのを避けるため、派閥を実質的に取りまとめ、“数の力”を持つ茂木氏の起用を決めたものとみられます。
ただ、閣内から横滑りしたことで後任の外務大臣人事を行う必要があることから、岸田総理は調整を急いでいます。
茂木幹事長の起用は4日の総務会で正式に決定される見通しです。