岸田総理「児童手当 今後も議論」消費増税は否定的[2021/11/19 23:30]

 岸田総理大臣が内閣記者会のインタビューで、公平性に疑問の声が上がっている児童手当のしくみについて今後も議論していく考えを示しました。

 岸田総理大臣:「与党のなかにおいても賛否両論出ておりますので、児童手当の仕組みについての議論は、これからも丁寧にやっていくことは大事だと思います」

 児童手当の仕組みを巡っては、所得制限の基準が世帯合算の年収になっていないことなどから公平性に疑問の声が上がっていて、今後、見直していくかどうかを含め、議論していく考えを示しました。

 一方、新型コロナの感染状況については「決して楽観視してはならない」としたうえで、「ワクチン・検査パッケージを活用して、通常に近い経済社会活動を取り戻していく」と強調しました。

 また、消費税の引き上げについては「触ることは考えていない」と述べ、否定的な考えを示しました。

 さらに、今後の国会運営を巡っては、衆議院選挙で議席を伸ばした日本維新の会や国民民主党との連携について「議論の中身によっては是々非々で議論していかなければならない場面も出てくる」として、含みを残しました。

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