岸田総理「米国と歩調合わせ…」石油備蓄放出を表明[2021/11/24 10:22]

 岸田総理大臣は高止まりする原油価格への対応策として、国の石油備蓄の一部を放出すると発表しました。

 岸田総理大臣:「わが国としては、米国と歩調を合わせ、現行の石油備蓄法に反しない形で、国家備蓄の一部売却を決定した」

 備蓄の放出は本来、ガソリンの供給不足や災害時に限定されているため異例の措置となります。

 アメリカの呼びかけに応じたもので、世界の消費国と協調し、石油備蓄を市場に放出することで供給量を一時的に増やして、原油価格を下げる狙いがあります。

 しかし、放出できる量は限られるため、政府関係者からは「価格抑制は一時的になる可能性が高い」として、ガソリン価格などへの影響は限定的となる見方も出ています。

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