臨時国会きょう召集 “コロナ”“文通費”など焦点[2021/12/06 12:06]

 臨時国会が6日、召集され新しい経済対策の裏付けとなる補正予算案の審議が始まります。午後には岸田総理大臣の所信表明演説が行われます。

 (政治部・原慎太郎記者報告)
 岸田総理は、これまで「国民の納得感が大事だ」と強調していて、新型コロナ対策と経済対策を中心に、丁寧に国民に説明したいとしています。

 新型コロナ対策では、オミクロン株のリスクを念頭に3回目のワクチン接種を「できる限り前倒しする」と打ち出します。

 「今後の切り札」と位置付ける飲み薬は、年内の薬事承認を目指す方針です。

 一方、野党側は18歳以下への10万円相当の給付に高額の事務経費がかかる問題を中心に岸田政権の考えをただす方針です。

 国会議員に毎月100万円支給される「文書通信交通滞在費」を日割りに改める法改正が実現するかも焦点です。

 立憲民主党の泉新代表は、国会での論戦を通じて「批判ばかり」という党のイメージを変えたいとしています。

 野党との論戦のなかで、岸田総理が国民の納得を得られるかが問われます。

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