拉致問題の国際シンポジウムが政府主催で開かれ、松野官房長官が拉致問題解決への決意を示しました。
松野官房長官:「5人の拉致被害者が帰国されて以来、一人の拉致被害者の帰国も実現していません。私自身、忸怩(じくじ)たる思いであり、本当に申し訳なく思っております。私は担当大臣として必ず拉致問題を解決し、日朝双方にとって明るい未来を描いていきたい」
シンポジウムでは北朝鮮の人権侵害問題啓発週間に合わせ、拉致問題の解決に向けた国際連携などについて議論されました。
拉致被害者家族も出席し、一刻も早い拉致被害者全員の帰国を訴えました。
また、この場で、家族会代表を14年にわたって務めてきた飯塚繁雄さんが退任することが紹介され、解決の糸口がないまま家族の高齢化が進む現状が浮き彫りとなりました。
このシンポジウムに先立って松野官房長官は教師を目指す大学生と車座集会を行い、若い世代への拉致問題の啓発の重要性を強調しました。
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