家計調査 去年11月の消費支出は1.3%減 4カ月連続で減少[2022/01/07 10:13]

 総務省が発表した去年11月の家計調査で、2人以上の世帯あたりの消費支出は27万7029円と、物価変動の影響を除いた実質で前の年の同じ月に比べて1.3%減少しました。4カ月連続のマイナスです。

 調査が行われた時期は、新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着きつつあったため、鉄道運賃など交通費や外食費が上昇した一方、弁当など巣ごもり需要が減少し、全体として支出が押し下げられた形です。

 また、感染拡大前の2019年と比べると、飲酒代、航空運賃、パック旅行費、口紅代などがそれぞれ50%以上も減少するなど、消費行動に大きな影響が出ています。

 総務省では、コロナの影響は弱まりつつあったものの、再び感染が拡大しているため、今後も注視したいとしています。

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