大規模接種センター再開 感染拡大を受け 岸田総理[2022/01/11 11:56]
新型コロナのオミクロン株などの感染拡大を受けて、岸田総理大臣は自衛隊による大規模接種センターを再び開設するなど新たな対策を表明しました。
(政治部・今野忍記者報告)
岸田総理は、オミクロン株に関して重症化率が低い可能性や潜伏期間の短いことなどを踏まえ、今後は国内での対策に重点を移していく点を強調しました。
岸田総理大臣:「重症化率が低い可能性も踏まえ、皆様には(オミクロン株に)過度に恐れることなく冷静な対応をお願い致します」
岸田総理は「症状に応じた医療を提供するため、入退院基準」を見直す考えを示しました。
政府高官によれば、軽症者や無症状者に対しては今後、自宅療養を拡大していく考えです。
また、3回目のワクチン接種の加速に向け自衛隊による大規模接種センターを再び設置します。
さらに、これまで対象外だった12歳未満の子どもに対する接種も希望者に対しては早期に始める方針を示しました。
政府高官は「順調に準備してきた」として今後、病床の確保など、全体の状況を確認しながら対応していく考えです。