安定的な皇位継承めぐり自民党で初会合「静かな環境で議論」[2022/01/25 08:06]

　安定的な皇位継承の在り方に関する政府の有識者会議の報告書を受け、自民党は初会合を行いました。

　自民党・茂木幹事長：「全体の受け止めとして報告書はバランスの取れたものになっている。諸般の事情を見極めながら静かな環境の中で議論を進めていくことが望ましいと一致しました」

　安定的な皇位継承の在り方を巡り、政府は皇位継承策を先送りし、女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する案と皇族による養子縁組を可能とする案の2案を軸とする報告書をまとめ国会に報告しています。

　衆議院と参議院の両議長はこれを踏まえ、各党に意見集約を求めています。

　自民党で24日開かれた初会合では政府が示した報告書に沿って検討することを決め、進め方については座長を務める麻生副総裁に一任することになりました。

　夏に参議院選挙が控えるなか、自民党は争点化を避けたい考えで、取りまとめる時期は不透明です。