2021年の消費支出0.7%増もコロナ禍前に比べ依然、低い水準[2022/02/08 13:15]

 総務省が発表した2021年の家計調査によりますと、1世帯(2人以上)あたりの消費支出は月額で平均27万9024円となり、物価変動を除く実質で前年比0.7%のプラスとなりました。

 2021年は、交通・通信で4.7%のプラスとなった他、教育ではリモートでの授業や講習などが好調で15.7%のプラスとなるなど、月の消費支出は年平均で2年ぶりにプラスに転じました。

 一方、新型コロナの感染拡大が繰り返されるなかで、コロナ禍前の2019年と比べると依然、低い水準にとどまっています。

 去年12月の消費支出は31万7206円で、前年同月と比べ0.2%のマイナスとなり、5カ月連続で減少しました。

 総務省では、引き続き今後の動向を注視したいとしています。

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