岸防衛大臣 米との“核共有”「非核三原則を堅持していく考えから認められない」[2022/03/01 15:30]

 アメリカの核兵器を日本に受け入れ共同で運用する「核共有」について、岸防衛大臣は認められないと強調しました。

 岸防衛大臣:「自国の領土に米国の核兵器を置き、有事には自国の戦闘機等に核兵器を搭載。運用可能な体制を保持しておく。こういった枠組みを想定しているのであれば、非核三原則を堅持していくことから認められるものではないと考えております」

 「核共有」を巡っては安倍元総理がテレビ番組で、ヨーロッパの一部の国がアメリカの核兵器を自国の領土内に配備して共同で運用する「核共有」の考え方に言及し、「世界はどう安全が守られているかという現実について議論することを、タブー視してはいけない」などと発言していました。

 安倍氏の実の弟にあたる岸大臣は「核共有」の考え方について記者会見で問われると、「政府としてのコメントは控える」としたうえで、「非核三原則を堅持していく考えから認められるものではない」との考えを強調しました。

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