陸上幕僚長「ロシア側はウクライナ軍の防衛力を過小評価」

　ウクライナ情勢について吉田陸上幕僚長はロシア側がウクライナ軍の防衛力を過小評価していたという認識を示しました。

　吉田陸上幕僚長：「ウクライナ軍の防衛力、そしてウクライナ国民の強い抵抗の意志というのを過小評価していた部分があるのではないかと。その結果、当初の予期の通り戦況が進捗（しんちょく）していない可能性も十分にあるのではないかと受け止めております」

　また、吉田幕僚長はロシア軍のこれまでの作戦について、大規模な部隊による威圧に始まってミサイル攻撃、さらに「戦術核兵器」の使用の示唆など軍事手段を短期間で拡大させていることに加え、情報戦やサイバー戦が併用されていることが特徴だという認識を示しました。