緊急時国会議員の任期延長などを議論 衆院で憲法審査会[2022/03/24 20:43]

 国会では衆議院の憲法審査会が開かれ、緊急事態時における国会の在り方や、国会議員の任期延長などについて議論が行われました。

 自民党・新藤衆議院議員:「緊急事態が発生した際には国民の生命・安全・財産を保護するために、政府に一定の権限を集中させ、そして迅速かつ適切な行動を取れるようにしておく必要があります」

 立憲民主党・中川衆議院議員:「緊急事態条項、憲法改正を前提に議論する時に、総理大臣に権力を集中するということを目的に進めるということは必要ないし、間違っている」

 自民党は「緊急時に国家機能を維持するため国会議員の任期延長は必須だ」として、総理大臣や内閣の判断で任期を延長する規定を憲法に設けるべきだと主張しました。

 立憲民主党は改めて憲法改正を前提とした議論の進め方に反対しました。

 そのうえで、国会議員の任期延長については「首相の解散権や一票の格差も含めて国会機能の見直しという観点から議論をすべきだ」として、一定程度、容認する考えを示しました。

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