ウクライナ避難民受入に関する連絡調整本部 全国知事会が設置[2022/04/05 20:35]

 政府が1日、ウクライナ避難民への具体的な支援策を決定したことを受け、全国知事会は5日に「ウクライナ避難民受入に関する連絡調整本部」を設置しました。

 本部長を務めるのは鳥取県知事の平井会長で、日本に縁故がない避難民も想定して受け入れを円滑に進めるために設けられました。

 平井会長は「地方団体が果たす役割は大きい」と述べ、公営住宅の提供や翻訳アプリを導入した対応など、政府と連携して環境を整える考えを明らかにしました。

 今後、避難民の情報や都道府県が実施している受け入れに関する情報を共有し、課題への対処について国との調整をはかっていく方針です。

 8日にも第1回会合を開き、当面の対応について協議する予定です。

 ウクライナ情勢を巡っては、全国知事会は3月、避難民の円滑な受け入れやエネルギーの安定供給、ロシア軍に対する警戒監視の強化を柱とする緊急提言を政府に提出し、関係省庁に要請していました。

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