立憲 “インターネット上の誹謗中傷”対策法案を提出[2022/04/20 14:51]

 21日に衆議院で審議入りする刑法改正案を巡って、立憲民主党はインターネットやSNS上の誹謗(ひぼう)中傷を刑法の対象とすることなどを盛り込んだ対案を提出しました。

 政府の改正案では、インターネット上の誹謗中傷対策を強化するため公然と人を侮辱した行為に適用される侮辱罪を厳格化し、法定刑の上限を「1年以下の懲役禁錮」と「30万円以下の罰金」に引き上げるとしています。

 立憲民主党は、「侮辱罪を厳格化すれば政治的な批判も処罰対象となり、正当な批判の権利を奪うべきではない」と指摘しています。

 対案では、加害目的で人を誹謗中傷した者には拘留または科料を処す一方で、政治家に対する批判など公益性、真実性があると認められる場合は罰しないなどの特例を定めるとしています。

 21日から政府案と並行して審議される予定です。

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