ウクライナ避難民への救援物資を自衛隊機で輸送する計画を巡り、備蓄倉庫のあるインドが受け入れを拒否する姿勢を示していることから、難航していることが分かりました。
政府はUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の要請を受け、ウクライナの避難民への毛布などの救援物資を自衛隊の輸送機でインドやUAE(アラブ首長国連邦)にある備蓄倉庫からポーランドやルーマニアに運ぶ計画を立てていました。
22日に閣議決定を行い、今月下旬から実施する方向で調整していましたが、外務省幹部によりますと、インドが自衛隊機の受け入れに難色を示し、計画が白紙になったことが分かりました。
政府は民間機をチャーターし、輸送する方法など計画を練り直す方針です。
ロシアと伝統的な友好関係にあるインドは、国連でのロシア非難決議に棄権票を投じるなど中立の姿勢を貫いています。
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