北朝鮮への「ワクチン供与」 政府内に検討の動き[2022/05/13 20:20]

 北朝鮮で新型コロナウイルスの感染が初めて発表されたことを受け、政府内の一部には北朝鮮に対してワクチンの供与を検討する動きがあります。

 自民党・佐藤正久外交部会長:「私、初めて金正恩氏のマスク姿を見ました。コロナよりもミサイルと、非常識極まりない。もうめちゃくちゃだと思います」

 自民党の会議では、政府側から「急に北朝鮮が発表した理由については分からず、情報収集中だ」と説明があったといいます。

 外務省幹部は「北朝鮮が新しいことを発表する時には、それなりの意図がある」として、金正恩総書記の思惑を分析しています。

 「支援をして下さいというメッセージだ」という見方があります。

 北朝鮮に新型コロナのワクチンを供与する可能性については「人道的な支援は制裁とは別の話だ」「まずは国際機関を通じての支援になるのでは」など、日本としても働き掛ける動きがあります。

 一方で「『ゼロ・コロナ』を目指し、鎖国政策を取るのでは」と北朝鮮のさらなる孤立化を懸念する声もあります。

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