岸田総理「ウクライナの明日は東アジア」[2022/05/26 23:10]

 岸田総理大臣は講演で、東南アジアの首脳らに日本や欧米諸国と足並みをそろえてロシアに対抗するよう協力を呼び掛けました。

 岸田総理大臣:「『米中どちらにつくか』ではなく、『普遍的価値と平和秩序を、守るか失うかのどちらか』、こうした問題であると思います」

 ウクライナ侵略への対応を巡っては、東南アジアのなかにはロシアと足並みをそろえる中国との関係を重視している国もあり、連携した対応が課題となっています。

 岸田総理は講演のなかで、海洋進出を強める中国を念頭に「ウクライナはあすの東アジアかもしれない」と述べ、海洋での安全保障や災害対応など日本が得意とする分野で東南アジア各国と協力を進めていく考えを示しました。

 また、経済安全保障やサイバーセキュリティーなど新たな安全保障分野でも連携を進めていく方針です。

 岸田総理としては中国の周辺国である東南アジアとの安全保障の協力を強化することで、中国の海洋進出に連携して対抗したい考えです。

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