中国による台湾上陸作戦の可能性指摘 「防衛白書」原案明らかに[2022/05/27 19:30]

 今年の防衛白書の原案が明らかになりました。ロシアによるウクライナ侵略を新たに記述し、中国による台湾上陸作戦の可能性を指摘しています。

 原案では新たにロシアによるウクライナ侵略の項目が設けられ、「アジアを含む国際秩序の根幹を揺るがす行為で決して許すべきではない」と強く批判しています。

 またロシアと中国が日本周辺で軍用機の共同飛行訓練を行うなど、「連携強化の動きが一層強まっている」と指摘しています。

 さらに中国については尖閣諸島周辺での活動を活発化させるなど、「安全保障上の強い懸念」と記しています。

 合わせて台湾についても、中国と台湾の軍事バランスが「中国側に有利な方向に変化」しているため、中国が「上陸作戦を遂行する可能性は否定できない」として、緊張感を持って注視していくと記述しています。

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