「強い野党でないと政権交代は…」党勢回復どうする?立憲民主党・辻元清美氏に聞く[2022/07/10 21:35]

立憲民主党・辻元清美さんに聞きます。

(Q.立憲民主党の票が伸び悩んでいますが、手応えはどうだったでしょうか)
やはり厳しいご意見もありました。『第1党として、立憲しっかりしろ』という声もいただいてきたのは事実です。今後、日本の分かれ道になるような、さまざまな問題が出てくるときに、強い野党をきちんと作らないと、日本がおかしな一方の方向に流れていくのではないかという危機感もあって、今回、参議院に踏み切っています。全国の仲間とつながりたいという思いで、全国比例を選んでいます。立憲を強くすることに力を尽くさないといけないと思っています。

(Q.立憲民主党は、強い野党になりたいのか、政権交代したいのか。どちらでしょうか)
政権交代をするのは、強い野党でないと政権交代はできないです。衆議院で、すでに3分の2近くの与党がいます。その与党と対峙して、しっかり戦う。そして、自分たちの立ち位置を鮮明にしないと、政権交代はおぼつかないと思います。それと同時に、例えばロシアでもプーチン派に対して、対抗し得る強い勢力があれば、一方的に戦争をエスカレートさせられなかったかもしれないわけです。そういう意味でも、安倍元総理の事件があったり、憲法改正の議論もなってくるなかで、一方に引きずられていくような、時代の危機感も感じていますので、まずは、きちんと傾かないように歯止めになると。そこからしか政権交代は目指せないと思います。『政権交代、政権交代』と言っていても、国民の皆さんがついてこない。今の時代に必要なことを、しっかりと政治の場でやっていく。その結果として、政権交代があると思っています。

(Q.国民民主党とはたもとを分かち、考え方が異なる日本維新の会が議席を伸ばしています。タイムリミットが、そう長くないと思いますがどうでしょうか)
難しいと思います。希望の党ができたとき、6党1会派ばらばらになったときに国対委員長をやった経験もありますが、各党共通できるところを探りながら、うまくつなぎ合わせていかないといけないと思いますが、前以上に難しい状況であるというのは認識しています。

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