韓国・朴外相が初来日へ 岸田総理表敬で調整[2022/07/14 17:20]

 岸田総理大臣は18日に来日する韓国の朴振(パク・ジン)外相と面会する方向で調整が進められていることが分かりました。

 韓国の朴外相は就任後初めて来日し、18日に林外務大臣と都内で夕食会を行い、さらに岸田総理大臣も表敬を受ける方向で調整されています。

 日韓両政府は「日韓関係の改善は待ったなしだ」として、慰安婦や元徴用工の問題を早期に解決するよう取り組むことで一致しています。

 ただ、外務省幹部は「問題解決には静かな環境が大切だ」として、10日の参議院選挙が終わるまで朴外相の来日を見送ってきました。

 徴用を巡る問題では、韓国にある日本企業の資産を売却する「現金化」が迫っています。

 朴外相からは企業と個人が自発的に出資する基金を創設するなどの方策が示されるものとみられます。

 調整を慎重に進めている政府は防衛費の増額などを盛り込んだ防衛白書の発表時期を朴外相の訪日後に設定するなど、韓国世論への配慮も行ったとみられます。

こちらも読まれています