担当者「記憶あいまい」文化庁の開示文書“黒塗り”『統一教会』名称変更の背景は?[2022/07/28 23:30]

安倍元総理殺害事件の背景にあったとされる旧統一教会について、現在の名称に変更する際に、政治的な意志が働いたのではないかという疑問から、共産党の衆議院議員が決裁文書の開示を求めました。開示されたのは、名称の変更理由が、黒塗りになった文書でした。

件名『宗教法人・世界基督教統一神霊協会の規則変更認証について』。2015年に文化庁が名称変更を認めた決済文書です。理由の欄が黒く塗りつぶされています。教団側が提出した申請書の一部も、一面黒塗りです。文化庁は「公にすることで、法人等の権利を害する恐れがある」と説明しています。

共産党・宮本徹衆院議員:「『家庭連合』と聞いたって誰もわからない。社会的に違法行為とみなされる活動を繰り返してきた団体の名称変更。それは正体隠しのためではないかと思わざるを得ない」

教団側は、1997年から名称変更を求めていました。それが、なぜ、2015年になって、文化庁は、変更を認めたのでしょうか。

共産党・宮本徹衆院議員:「統一教会の働きかけに基づいて政治家が動いたのでは。こういう疑念を私は持っている。新たな被害につながりかねない名称変更の道を切り開いたなら大問題」

名称変更がされた当時、安倍政権で文部科学大臣を務めていたのは下村博文衆院議員です。下村氏は、名称が変更された翌年には、旧統一教会の関連企業から6万円の献金を受けていました。

自民党・下村元文部科学大臣:「全く関わってません。文化庁に確認していただきたいと思うが、前から名称変更については相談があったそうですけれども、正式に名称変更についての申請を出したのが、私が大臣の時が初めてだったということを聞いております」

関与を否定した一方で、報告があったことは認めました。

自民党・下村元文部科学大臣:「部長の判断で名称変更については『了承する』ということで、了承した後、当時の大臣、私でしたけど、私の方に報告があった」

決裁をした当時の部長は、こう話します。

決済した文化庁の元部長:「当時の記憶があいまいで、資料も手元になく、答えることが出来ない。認可に関しては法律に基づいて審査している」

教団側は、名称変更について、こうコメントしています。

世界平和統一家庭連合:「一部のメディアが報じる“世間の批判をかわすため“に名称を変えたかのような批判は、事実無根の的外れな憶測、決めつけにすぎません」

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