岸田総理 内閣改造と党人事「難局突破、政策断行に邁進したい」[2022/08/10 12:34]
岸田総理大臣は、自民党の新たな役員人事を決定しました。10日午後、内閣の布陣を発表し、新しい体制をスタートさせます。
(政治部・湯屋あかね記者報告)
旧統一教会の問題がくすぶるなか、岸田総理は自民党の新しい役員を前に高い緊張感を持つよう指示しました。
岸田総理大臣:「心機一転、気持ちを新たに。難局突破、政策断行に邁進(まいしん)していきたい。今、この瞬間から高い緊張感を持って難局に臨んで頂きたい」
新しい役員には総務会長に遠藤氏、政調会長には萩生田氏らが起用されました。
萩生田氏の起用は岸田総理が官邸一強ではなく党の政策も重視する方針であるほか、安倍派に対する配慮の意味合いもあります。
一方、午後には内閣改造が行われます。
新たな顔ぶれには、経験者を中心に登用し、安定性を重視したほか9人が初入閣となりました。
文部科学大臣に内定・永岡衆院議員:「今回文部科学大臣とおうかがいしているので、一生懸命頑張って仕事をして参りたい」
旧統一教会との「関係見直しが前提だ」という人事方針のなか、今後も関係性を断ち切れるかが政権の行方を左右することになります。
この後、松野官房長官が新しい閣僚名簿を発表し、夕方、岸田総理が記者会見を行ったうえで夜、新しい体制がスタートします。