「何をやりたい政党か分からない印象与えた」立憲が参院選の敗北を総括[2022/08/11 00:45]

 立憲民主党は、7月の参議院選挙での敗北を受け、「提案型野党」を掲げたことで、「『何をやりたい政党か分からない』という印象を与えた」などとする総括を発表しました。

 立憲民主党は参院選で、改選23議席から6議席減らしました。

 比例代表の得票でも日本維新の会をおよそ100万票下回りました。

 総括では、泉代表ら執行部に「大きな責任がある」としたうえで、「野党第1党としての立場を脅かされかねない状況であり、極めて重大な危機感を全党で共有しなければならない」と明記しました。

 そのうえで敗因について、泉代表の掲げた政策の「提案型路線」が、「国会論戦において『批判か提案か』の二者択一に自らを縛ることとなり『何をやりたい政党か分からない』という印象を有権者に与えた」などと分析しています。

 また、全国に32ある1人区での野党候補の1本化が限定的だったことを巡り、「積極的に交渉を進めるべきだった」と指摘する一方、共産党との協力関係については触れませんでした。

 今後の課題として、政府与党との対立軸を明確にすることを掲げています。

 泉代表は続投する意向で、体制を強化するため、秋の臨時国会までに執行部の人事を行う方針です。

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