ロシア反対でNPT最終文書の採択できず 総理「遺憾」[2022/08/28 07:16]

 NPT(核拡散防止条約)の再検討会議で、ロシアの反対で最終文書を採択できなかったことについて、岸田総理大臣は「極めて遺憾だ」と述べ、ロシアの対応を批判しました。

 岸田総理大臣:「今回、ロシア1カ国の反対により、コンセンサスが成立しなかったことは極めて遺憾です」

 岸田総理はロシア以外の核保有国が反対しなかったことを挙げ、合意が得られなかった責任は「ロシアに負わされるべきだ」と述べました。

 そのうえで「NPTの枠組みの重要性は変わらない」と強調しました。

 また、岸田総理は来年5月に行われるG7広島サミットに向けて「核兵器のない世界」の実現に向けた国際社会の機運を高め、現実的な取り組みを進めたい考えを改めて示しました。

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