岸田総理 19日からニューヨークの国連総会に出席へ 証券取引所でアピール演説も[2022/09/14 19:52]

 岸田総理大臣は19日からアメリカ・ニューヨークで開かれている国連総会に出席します。証券取引所でもスピーチをする予定で、「新しい資本主義」をアピールする方針です。

 日本の総理大臣がニューヨークを訪問して国連総会に出席するのは3年ぶりで、岸田総理は、現地時間20日にも一般討論演説に臨みます。

 ロシアや中国を念頭に、法の支配による国際秩序の重要性や、その原点となる国連の機能強化を訴える方針です。

 また、ライフワークとしている「核兵器のない世界」の実現に向けて取り組む姿勢を強調します。

 その取り組みの一つとして21日には、核実験を全面的に禁じる条約の発行を目指して初めて開かれる首脳会合に参加します。

 その後、アメリカのバイデン大統領が主催する途上国への感染症予防対策などに投資を呼び掛ける会合にも出席し、最大10.8億ドルの拠出などを表明します。

 さらに岸田総理は、ニューヨーク証券取引所で講演する予定です。

 2013年には当時の安倍総理が「Buy my Abenomics(アベノミクスは買いだ)」とスピーチして注目を集めました。

 岸田総理は、「新しい資本主義」をアピールして投資を呼び掛けるほか、新型コロナの水際対策のさらなる緩和を打ち出すことを検討しています。

 二国間での会談も複数調整していて、アメリカのバイデン大統領をはじめ、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領とも短時間会談する可能性があります。

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