8月の消費者物価2.8%上昇 約31年ぶりの高い伸び率[2022/09/20 12:19]

 総務省が発表した8月の消費者物価指数は、去年の同じ月と比べて2.8%上昇しました。消費税を増税した時の影響を除くと、およそ31年ぶりの高い水準となりました。

 変動の大きい生鮮食品を除いた消費者物価指数は、ロシアのウクライナ侵攻などによるエネルギー価格の高騰や円安の影響を受け、12カ月連続の上昇となりました。

 8月の指数を特に押し上げたのは、生鮮食品を除く食料や電気やガス代など光熱費の上昇でした。

 2.8%の上昇率は、消費増税の影響を除けば30年11カ月ぶりとなる高い水準です。

 政府は20日の閣議で物価の高騰に対応するため、およそ3.5兆円の予備費を支出することを決めました。

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