会合で祝辞か…山際大臣 今度は教会トップと[2022/09/20 23:30]

山際経済再生担当大臣と旧統一教会との接点が、また明らかになりました。

2018年7月、都内ホテルで旧統一教会が主催したイベントの写真には、壇上で子どもたちの歓迎を受ける韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁の様子を、関連団体のトップとともに見つめる山際大臣と江島潔参議院議員が写っています。しかし、今月8日、自民党が公表した点検結果には、主催イベントへの出席の欄に2人の名前はありませんでした。

20日の会見で事実関係を問われました。
山際経済再生担当大臣:「旧統一教会が主催する会合に私が出席したのではないかとの指摘。団体のホームページに、その会合に私が出席している写真が掲載されており、私も出席を確認いたしました。党への報告も速やかに訂正いたします」

またしても指摘を受けて関係を認めた形で、説明もこれまでと同様でした。
山際経済再生担当大臣:「行動を記録している資料等々が過去のものが残っていない状況。何か調べろと言われても、私と私の事務所には限界がある」

一方、江島参院議員は、過去の記録が残っていました。その内容から出席を確認し、党に追加報告したといいます。

さらに、2人は出席だけではなく、このイベントで来賓あいさつをしていた可能性もあります。教会の機関誌によりますと、当日は2人の国会議員が出席し、壇上で祝辞を述べたといいます。
機関誌『世界家庭』2018年8月号:「2011年にナイジェリアで3、4時間にもなる真のお父様のメッセージをお聴きしたとき、言葉を超えた真実を感じた」

真のお父様とは、教会の創始者・文鮮明(ムン・ソンミョン)氏のこと。山際氏は、2011年7月、実際にナイジェリアに出張していました。

主催イベントで来賓あいさつをしたのか。番組の質問に対して、山際大臣の事務所は、こう回答しました。
山際事務所の回答:「そのような発言をしたことはないと思いますが、祝辞をしたかどうかを含めて、資料や記憶がないため不明です」

点検結果の公表後に、追加報告が相次いでいることについて、茂木幹事長は、こう述べました。
自民党・茂木幹事長:「全体像に大きな変化が出ているとの報告は受けていないが、時期を見て、追加報告については集約し、公表したい」

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