日中国交正常化50周年記念行事 岸田総理は出席見送り 代わりに林外務大臣で調整[2022/09/28 18:15]

 岸田総理大臣は日中国交正常化50周年に合わせて行われる記念行事への出席を見送り、林外務大臣を代わりに出席させる方向で調整しています。

 29日に日中国交正常化から50年を迎えることに合わせ、経団連や日本商工会議所などが共催し、都内で記念行事を行います。

 その日本政府代表として岸田総理は出席せず、林外務大臣があいさつする方向で調整していることが分かりました。

 岸田総理は23日の会見で「建設的で安定的な日中関係を双方の努力で構築していく」と強調しています。

 ただ、尖閣諸島を巡る問題や台湾周辺での軍事演習で8月、日本のEEZ(排他的経済水域)内にミサイルが落下するなど、懸案があるなかで総理大臣が記念行事に対面で出席することについて与党内には慎重論が多くあります。

 ある外務省幹部も「この機会に日本側が対話のハードルを下げる必要はない」と強調しています。

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