日中国交正常化50年 首脳間でメッセージ交換 会談の見通しは立たず[2022/09/29 16:04]

 日中国交正常化から50年、首脳間ではメッセージの交換にとどまりました。

 林外務大臣:「我々は、まさに今こそ50年間という時間の中で培ってきた知恵と経験を大きなよりどころとすることが求められております」

 日中国交正常化から50年を迎え、経団連などが共催する記念行事が都内で行われました。

 尖閣を巡る問題や台湾周辺での軍事演習などの懸案があるなかで岸田総理大臣は出席を見送り、林外務大臣があいさつしました。

 岸田総理と習近平国家主席はメッセージを交換しましたが、首脳会談の見通しは、いまだ立っていません。

 メッセージの中で、岸田総理は「今後の50年も見据え、閣下と共に建設的かつ安定的な日中関係の構築を進めていきたい」と記しています。

 これに対して、習主席は「私は中日関係の発展を非常に重視している。新しい時代の要求にふさわしい中日関係を構築するよう牽引(けんいん)していきたい」と応じています。

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