旧統一教会の関連団体が派遣した人物に外務大臣表彰[2022/10/26 22:51]

 旧統一教会の関連団体からアフリカのモザンビークへ派遣され現地で学校を開校した日本人女性に対し、2019年に外務大臣表彰を授与していたことが国会で明らかになりました。

 共産党の穀田衆議院議員は26日の外務委員会で、女性を派遣した世界平和女性連合について、「旧統一教会の関連団体であることは外務省も、大臣表彰を授与する前から、把握していたはずだ」と指摘しました。

 外務省の斎田アフリカ部長は「外務省本省は旧統一教会の関連団体とは認識していなかった」とする一方、現地モザンビークの当時の担当者は認識していた可能性があることを明らかにしました。

 外務省は、この女性を表彰した理由として、モザンビークで25年以上にわたって教育・医療活動を行い、現地政府からも高い評価を受けていたと説明しました。

 ただ、穀田議員は女性が開校した学校では文鮮明(ムン・ソンミョン)氏の本を配布するなどの宣教活動が行われていたとしました。

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