【速報】「1票の格差」訴訟 7月の参院選は合憲 東京高裁2つの裁判で判断分かれる[2022/11/14 15:52]

 今年7月に行われた参議院選挙は憲法違反だとして、弁護士グループが東京選挙区などの選挙の無効を求めた「1票の格差」の裁判で、東京高裁は選挙は「合憲」だったとの判断を示しました。

 「1票の格差」が最大で3.03倍だった今年7月の参院選は「投票価値の平等を定めた憲法に違反する」として、弁護士グループが東京と神奈川の選挙区での選挙の無効を求める裁判を起こしています。

 東京高裁は14日の判決で「合憲」だったとの判断を示し、選挙の無効を求める訴えも退けました。

 7月の参院選を巡っては別の弁護士グループも選挙の無効を求めて全国14カ所の高裁などで合わせて16件の裁判を起こしていて、東京高裁は先月「違憲状態」だったとの判断を示していました。

 今後、すべての裁判所で判決が出た後に最高裁が統一判断を示すことになります。

こちらも読まれています