寺田総務大臣“政治とカネ”で新疑惑 「事務的なミスがあった…」[2022/11/16 23:59]

 政治とカネを巡り、新たな疑惑を報じられた寺田総務大臣は国会で、違法性を否定したうえで相次ぐ疑惑について「事務的なミスがあったことは遺憾だ」と述べ陳謝しました。

 「文春オンライン」は16日、2021年の衆議院選挙を巡り、寺田大臣は「選挙運動費用収支報告書」に自らが選挙費用を支出したと記載していながら、実際には後援会から一部を支出していて、虚偽記載による公職選挙法違反の疑いがあると報じています。

 立憲民主党・小西参議院議員:「第三者の竹原後援会に支払わせていることは公職選挙法ではないんでしょうか」

 寺田総務大臣:「便宜上支払先の口座番号を把握しております。寺田稔竹原後援会が口座を用いて取り次いだ取次行為であります。公選挙法には当たらず、収支報告書の訂正等が必要だと考えておりません」

 立憲民主党・小西参議院議員:「制度を所管する総務大臣として、特別重い責任を感じませんか」

 寺田総務大臣:「これまでご指摘のような事務的なミス等があったことは誠に遺憾であり、心よりおわび申し上げます」

 野党側は改めて辞任を求めました。

 一方で、松野官房長官は説明責任を果たすことが重要だとの認識を示しました。

 松野官房長官:「政治資金に関して指摘されている事項については、寺田大臣により説明を行ってきているところであり、引き続き報道されている点も含め、政治家としての責任において、適切に説明することが重要であると考えています」

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